昨日午後、下諏訪に無事到着し、９日間かけて甲州街道を踏破することができました。
その後、下諏訪駅のホームで帰りの電車を待っていると、心地良い風が吹いてきて、踏破し終えた達成感と安堵感が湧いてきました。と同時にこれで甲州街道の歩き旅を終える寂しさも湧いてきました。
塩尻行きの電車、そして塩尻から名古屋行きの特急では、車窓から見える山々の景色が素晴らしく、中山道はこの沿線沿いを通ることから、今すぐにでも中山道を歩きたいという気持ちになりました。
旧街道歩きを始めて１年あまりになりますが、これまで経験したことのない1000ｍを超える山道や急坂、感電ゲートなどを経験し、山道の歩き方や直感など、街道歩きに必要なスキルが少しだけ向上したようにも感じました。
また、笹子トンネル事故犠牲者の慰霊碑に手を合わせたり、最終日には大好きな作家・新田次郎の句碑を見ることができ、思い出深いものとなりました。
最後の３日間は、昼間は暑くバテ気味になりましたが、何よりも山々の素晴らしさ、田園風景の素晴らしさ、宿場の素晴らしさをいっぱい吸収することができました。
このように充実した９日間を過ごすことができたのも、甲州街道に関係する行政、地元、その他関係者の皆さんのおかげです。本当に感謝、感謝です。
４月に日光街道と奥州街道（宇都宮～白河）、今回は甲州街道を終えました。次はキングオブ街道・東海道の踏破が目標です。これから少しずつ準備をしていきたいと思います。
