落合宿 下桁橋から見える滝
令和2年10月25日日曜日。
18日目の今日は、妻籠宿から馬籠峠を越え馬籠宿、落合宿を通り、中津川宿の少し先まで歩きます。
8時30分、御宿大吉をチェックアウトし出発。天候は晴れ、絶好の歩き日和です。
御宿大吉は、こじんまりした民宿ですが、建物、内装、調度品、料理等々、全てに渡って繊細でキレイな宿でした。女性向きの宿という印象です。料理もとてもおいしかったです。
朝早いので、妻籠宿内にはほとんど人はいませんでした。
妻籠宿を過ぎ、馬籠峠の上り坂に入ると、日曜日ということもあり、馬籠方面から歩いてくる人(走ってくる人もいた)に多くすれ違いました。
馬籠峠の上り坂の途中にある無料休憩所
ここにも数人の方が常時休憩していました。私も少し休憩させてもらい、温かいお茶と飴をいただきました。また、雑記帳があったので、今日ここに来たことを書きました。
馬籠峠頂上
馬籠峠を越え、しばらく下っていくと展望台にでます。
馬籠上人馬跡碑
ここからは恵那(えなさん)が見えます。雄大な山です。
今日は、この後も、左手から左手後方に断続的に恵那山を見ながらの歩きでした。
馬籠峠を越え、長野県から岐阜県中津川市に入ると、中山道には白とピンク色の砕石が混じったアスファルト、馬籠宿を過ぎると白と黄色の砕石が混じったアスファルト舗装がしてあり、また舗装がないところには細かく標識が設置されており、迷うことなく歩くことができました。
正岡子規句碑
馬籠上人馬跡のある展望台辺りから、それまでの山々が迫ってくる木曽路特有の景色と異なり、眺望がひらけてきたなあと感じました。特に、馬籠宿を過ぎたこの正岡子規句碑のある場所は、中津川を眼下に望み信州サンセット百選の一つに選ばれているビュースポットです。ここからの眺望は素晴らしく、これまで歩いてきた中山道の中でもピカイチではないかと思いました。私のスマホと撮影技術ではこの素晴らしさを伝えることはできませんが、むっちゃ感動しました。
是より北木曽路碑
ここで私の木曽路歩きも終わりです。これまで私が歩いた道歩きの中で、最も素晴らしい道でした。たくさんの感動をありがとうございました。また、木曽路を安全・安心して歩けるよう日頃から努力してくださっている地元関係者の皆さんに感謝いたします。
このあと、右手の落合の石畳に入ると、道路端の草刈りをしている男性の方がいました。ありがとうございます。
また、木曽路ではありませんが、今日は、上宿の一里塚跡のところでも塚前の草を刈っている女性の方がいました。感謝でいっぱいです。
14時50分、中津川ICの手前、小石塚立場跡に到着。少し中途半端な場所ですが、宿の関係で今日はここで終了です。
ここから、15~20分歩いたホテルルートイン中津川インターが今日の宿です。
宿の手前にプリンス松葉という飲食店があったので、ここで昼食か夕食かわからない食事をしました。でもがっつり食事ができ、コーヒーも付いていて大満足でした。
食事を終え、コンビニで買い物をし、15時45分、ホテルルートイン中津川インターにチェックイン。
勝手知ったるルートインなので、洗濯の準備と風呂に入る準備をして大浴場へ。溜まった洗濯物を大浴場に設置してあるコインランドリーに入れてから、ゆっくり入浴。一人で大浴場を占領です。
今日は、日曜日なので歩いている人が多く、妻籠・馬籠間で40~50人の人とすれ違ったのではないかと思います。街道を歩いている途中にこれだけ多くの人とすれ違ったのは初めての経験です。それだけ妻籠・馬籠間は人気が高いということなんでしょう。
馬籠上人馬跡がある展望台から馬籠の宿場内に降りていくと、軽井沢の時と同様、観光客が非常に多くいて、人を避けて歩くのに苦労しました。こんなに人気がある宿場があるのか?とびっくりしてしまいました。
何よりも、今日は木曽路歩きの最後の日でした。この5日間木曽路を歩いてきましたが、「是より北木曽路碑」を見たとき、少し名残惜しい気持ちになりました。でも、その後も中山道は素晴らしいところをたくさん見せてくれており、これからまだまだ私を楽しませてくれるでしょう。
木曽路よ、ありがとう!!
今日歩いたルートは次のとおり。