5時45分起床。6時25分からテレビ体操。
7時から宿の食堂で朝食。この宿は朝食もおいしい。ご飯を2杯食べ大満足。
8時30分、旅館まべち荘をチェックアウト。宿の前が出発点。
今日は、いよいよ青森県に入る。
県道274号を北上し、斗米橋を渡り国道4号に合流し北上。奥州街道まで400m標識があるところを右に入る。再び国道4号に合流するところに、木製の板に白い字で奥州街道←と書かれた小さな標識(奥州街道小標識)が立つ。これが、一昨日、一戸町高屋敷で聞いた、Kちゃんが二戸から三戸の間に設置した標識のことではないだろうか。今日は、この先も、この標識に大いに助けられる。
国道4号と踏切を横断し、金田一宿のあったところを歩く。再び、踏切を渡り、金田一温泉駅前へ。駅の前のベンチで一休みする。
駅前の道を北に進むと直ぐ、左に分岐する道に入る。新幹線の高架下、IGRいわて銀河鉄道の踏切を横断し、坂道を上る。急坂だが、安全に歩けるよう、草が刈られ、危険な箇所にはロープが張られており、地元関係者の方が保全、整備したことが推察される。感謝でいっぱいだ。また、奥州街道小標識が要所に立っており、安心して歩くことができた。
墓地の前を通り抜け、石段を上って神社の右脇を抜けると自動車道に合流。
その先の分岐点に姉滝100m標識と奥州街道小標識あり、右手が姉滝への道、左手が奥州街道。左手を少し進み、右手に入ると、姉滝を上から見ることができた。
街道筋を進み、右手の林間の道に入る。入口に奥州街道小標識が立つ。上り道、そして下り道、その先で右に行ってしまいそうなところがあるが、奥州街道小標識があり、真っすぐ林の中を縫うように進む。小さな木の橋を渡ると視界が開け、りんご畑と田んぼの中の道を進み、県道241号に合流する。
その先、川口バス停があり、ここで軽食休憩。昨日買っておいた菓子パン2個を食べる。
バス停の先にある橋を渡り右折。釜沢の集落を抜け、道が左にカーブするところに蓑ヶ坂入口がある。入口には、奥州街道蓑ヶ坂案内標柱、蓑ヶ坂入口標識、そして奥州街道小標識が立つ。また、奥州街道小標識のそばに、蓑ヶ坂を越える人のために、たくさんの杖が置かれてあった。
まっすぐ進むと、いきなり、左前方の道と右に曲がる道に出会う。一瞬どちらに進むべきか迷いそうになるが、奥州街道小標識が立っており、矢印が示すとおり右に進む。この辺りで岩手県から青森県に入ったと思われる。
直ぐに駕籠立場あと500m標識あり。ここから、つづら折りの急な上り坂が続く。今日一番の難所だが、道はしっかりしているので歩いていて楽しい。ワクワクする。
駕籠立場あと200m標識が見え、そこからは緩やかな道になる。
頂上部に駕籠立場標柱と説明板あり。また階段を上ると展望台がある。ここから見える山と馬淵川の景色は絶景だ。
先を進むと、駕籠立場一里塚。両塚が残るということだが、どこが塚なのか、よく分からない。
その先、右分岐があり、また迷いそうになるが、ここにも奥州街道小標識があり、まっすぐ進むよう示している。
共和清運のところから国道4号に合流。蓑ヶ坂入口から国道4号合流点までの1.5㎞に50分ほどかかった。
国道4号を進み、右に分岐するところに食堂あり。ここで昼食休憩にし、ラーメンを食す。値段がむちゃくちゃ安かった。
分岐した道を北上し、県道258号に合流し、右に進む。かつての三戸宿で、現在の三戸町の中心街を進む。三戸町は、漫画家・絵本作家の馬場のぼるのふるさと。まちのなかは、同氏の代表作「11ぴきのねこ」一色。各所に石像がある。
14時40分、三戸駅入口(三戸町元木平)に到着。
15分ほど歩いて、15時前、今日の宿、清水屋旅館にチェックイン。
入浴ののち、18時から夕食。部屋での食事。名物「せんべい汁」の小鍋もあり、ボリュームがあって大満足。
5日目は、岩手県を縦断し終え、ようやく奥州街道最後の県となる青森県に入ることができた。蓑ヶ坂を越え、国道4号に出たときは、心の中でガッツポーズしていた。
今日は、要所に設置された標識に助けられ、元気づけられ、また地元関係者の方々の奥州街道に対する思いを強く感じながら、歩き通すことができた一日だった。
明日は、いよいよ長坂、高山峠だ。
今日歩いたルート
奥州街道(奥道中②盛岡以北)歩き旅5日目 2021-10-09 / まっさんさんの折爪岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ