まっさんのブログ ~みち楽の旅日記~

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2022年3月1日(火) 関門海峡を目指して西国街道・山陽道を歩く旅 10日目(その1最終日)

10日目は、備前市西片上のゑびすや荒木旅館前を出発し、瀬戸内市を通り、岡山市に入り、岡山長岡郵便局前まで歩く。

 

今朝は5時30分起床。未明から明け方にかけての備前市はかなり寒い。テレビ体操。7時30分から朝食(部屋食)。ごはんが甘味があって特に美味しく感じた。

 

8時45分、ゑびすや荒木旅館をチェックアウト。昔の佇まいを残した、とても落ち着く宿だった。

玄関に続く廊下に小説家・藤原審爾に関する資料が展示してあった。昨日、備前市役所近くの法鏡寺の横に藤原審爾旧宅跡と説明板があったことを女将さんに話すと、いろいろと話しをしてくれ、昨日見た説明板では分からなかった疑問が解けた。また、柴田錬三郎がよく訪れていたことも話してくれた。

安政3年(1856年)創業の旅館で、歴史的エピソードがたくさん残る貴重な宿だと感じた。街道筋の歴史ある宿。ずっと残っていてほしいものだ。

 

ゑびすや 荒木旅館前を出発。この辺りはまだ片上宿。旧アルファビゼンの建物そばに片上脇本陣跡標柱が立つ。その先、左手に入ると、片上駅本陣小國氏邸趾碑と説明板が立つ。

 

西之町公民館の前から右方向に真光寺の三重塔が見える。

 

葛坂を上り、峠を越え、そして下ると、国道2号に合流。伊部東交差点の手前左手に「旧山陽道伊部一里塚跡」碑が立つ。

 

伊部東交差点から右前方の細い道に入る。通りには、備前焼の嘉元や焼物の店が立ち並ぶ。

 

山陽新幹線の高架下をくぐると。右手にトービホテル。左手には細長く大きな池である大ヶ池がある。この池の中を新幹線の高架線路が通っている。山陽新幹線の車窓からも目につきやすい池だ。

 

香登に入ると大内神社入口に「史跡一里塚」碑と香登一里塚説明板が立つ。この辺りから雨が降り出し、傘を差しながら歩く。

 

新幹線の高架下をくぐると瀬戸内市に入り、国道2号に合流。吉井川沿いを進み、備前大橋を渡ると、岡山市東区に入る。ようやく岡山市だ。

 

道なりに吉井川沿いを進み、信号交差点そばの河川敷に「岡山縣指定史蹟一日市(ひといち)一里塚」碑が立つ。草が刈られていて見つけやすかった。河川管理者の方々に感謝。信号交差点の辺りの国道2号は歩道がないので要注意。

 

信号交差点から県道に入り、その先、県道から左に分岐し進む。少し先の右手、民家の駐車場に一日市宿場跡標柱が立つ。この先進んでいくと、要所に旧山陽道と書かれた木製標柱が立つ。

 

岡山市沼交差点の先で国道250号山陽本線を越え、そして山陽新幹線をくぐって進む。左手に上道駅が見える先で、家々の隙間から山陽本線に緑色の車両が走っているのが見える。「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」が走っているのではと思い、見通しのよい場所に移動している間に瑞風は走り去ってしまい、写真に収めることはできなかった。

この先で藤井宿に入る。静かないい感じの町並みだ。総社八幡宮前に「藤井」に関する説明板がある。その先、左手に藤井宿本陣跡(西崎家)、その先右手に藤井宿西本陣跡(安井家)があるが、示すものは何もない。

 

14時30分前、岡山長岡郵便局前に到着。西国街道山陽道歩き旅の第一弾(その1)はここまで。

 

東岡山駅まで歩き、山陽本線岡山駅へ。岡山駅で、一人焼肉屋でカルビ・ハラミを食べる。17時まではご飯おかわり無料なので、大盛と並盛を各1杯ずつ食べる。そのあと、無事に岡山まで歩けたので祝杯を上げたいと思っていたところ、ちょい飲みセットがあるそば屋に入る。セットに付くドリンクで生ビールを注文。つまみは思ったよりもボリュームがあったので、追加で日本酒を注文。〆にミニそばを食べる。大満足。

 

17時23分岡山駅発ののぞみに乗車、小倉駅で下車。そこから高速バスに乗り、19時40分に帰宅。岡山からなので、あっという間に帰ってきたという感じだ。

 

西国街道山陽道歩き旅の10日目。今回は第一弾ということで、岡山入りを目標に歩いてきたが、無事に岡山市内に入ることができた。今日を除くと天候にも恵まれ、最高の街道歩きだった。3月中旬~下旬に第二弾として岡山から先を歩きたい。

 

今日歩いたルート

キョリ測 - 地図上をクリックして距離測定|マピオン

西国街道・山陽道歩き旅10日目(その1最終日) 2022-03-01 / まっさんさんの西大平山・東大平山の活動データ | YAMAP / ヤマップ