27日目(その3・8日目)の今日は、山口市の四辻駅北側から宇部市の二俣瀬交差点まで歩く。
今朝は5時15分に起床。6時30分からホテル1階・朝食会場で朝食(バイキング形式)。荷物を整え、7時30分にロイヤルイン新山口駅前をチェックアウト。
新山口駅に着くと列車の発車時間まで時間があったので、おみやげ売場で全国旅行割クーポンを使いドリップパックコーヒーをいろいろと買う。7時54分発のJR山陽本線に乗り七辻駅に移動。8時05分、昨日の到着地点である七辻駅北側を出発。
天気は快晴。街道筋は幹線道路から外れた静かな旧道で、土曜日なので車の通行も少なく気持ち良く歩ける。左手遠くに、2001年(平成13年)に開催された山口きらら博のメイン会場、きららドームが見えた。
東津橋(椹野川)の手前右手に一里塚碑あり。赤間関まで十四里と記されていた。
東津橋(椹野川)を渡ると小郡宿。街道筋から右に入ると御茶屋跡・勘場跡説明板あり。その近くに山口市小郡ふれあいセンターあったのでトイレを借りる。同センターでは、ちょうどチャリティー演芸会が催されており、多くの方が来場していた。暑くなってきたので、ここでウインドブレーカーを脱ぐ。
その先、西中国信用金庫小郡支店の辺りが本陣跡。三原屋本陣跡説明板あり。
宇部線・上嘉川駅の手前、右手に一里塚跡標柱あり(令和元年6月設置)。赤間関まで十三里。
宇部線・上嘉川駅でトイレ休憩の際、ジャージを脱ぐ。今日は暑くなると思ってヒートテックシャツを着てこなかったので、上はシャツ2枚だけになるが、それでも全然寒くなかった。
建物1階のガラス窓・ガラス扉の全面に地域内の大きな街道地図が貼ってあった。これまで見たことがないような素晴らしいもので、地元の方々の熱意を感じつつ、しばし地図に見入ってしまった。
山陽本線・嘉川駅で昼食休憩。昨日コンビニで買っておいたおにぎり、バナナ、大福、どら焼きを、水筒に入れてきた温かいお茶とともに食べる。
食事を終え、歩き再開。幹線道路から外れた静かな旧道筋をずっと進んできたが、嘉川インターチェンジで街道筋は寸断されている。
県道355号に合流しないで進み、道路下のトンネルをくぐる。
くぐった先で、右手の道ではなく、まっすぐ突っ切って階段を下り、右に進む。
道路下のトンネルをくぐると、あとは一本道で、山口市今坂交差点に出る。
同交差点の先、右手に一里塚跡標柱あり。赤間関まで十二里。
今日は一里塚跡を示すものが一里ごとにあり、いずれも赤間関までの距離が記されていたことから、気分が盛り上がる。
その少し先が今日のハイライト。国道2号の左側に宇部市標識、右側歩道端に周防長門国境碑あり。
国境碑には「東周防國吉敷郡 西長門國厚狭郡」と刻まれている。いよいよ長門国に入った。
このまま、すんなり終わらないのが私の街道歩き。
国道2号から右に分岐するのが街道筋。分岐する入口は、モルタル法面とガードレールのわずかな間。ここから茂みを分け入って林の中に入る。
分け入ると、中は道が続いている。左側にイノシシ除けの柵が続き、柵に沿って進む。所々、藪で道がふさがっているところがあるが頑張って進むと、その先に道は続く。
丸太橋を渡り、その先にはイノシシ用のワナが置いてあった。
そこから先は道幅が広く少し歩きやすくなる。そして、2車線道路に合流。合流地点に旧山陽道跡標柱あり。
標柱の説明によると、分岐点からここまで600mほどの距離があるようだ。
山中の集落を抜け、甲山川沿いの道を進む。国道2号に合流すると、右手に山中本陣跡標柱あり。
国道2号を進み、宇部市車地交差点で左の道に入り、木田橋(厚東川)を渡って、14時20分、二俣瀬交差点に到着。
交差点近くに、宇部市営バスの始発・終点になっている木田バス停あり。14時34分発のバスに乗り宇部新川駅まで移動。
宇部新川駅前のコンビニで買物し、15時50分に今日の宿、ビジネスホテル新川にチェックイン(2食付き)。土曜日なので、全国旅行割クーポン1,000円分をもらう。
2食付きで予約していたが、今夜は団体客が入っているので、夕食は早めにしてくれた。17時50分からホテル2階のレストランで夕食。定食だが、種類も豊富でボリュームもあり美味かった。
27日目(その3・8日目)の今日は、山口市の四辻駅北側を出発し、宇部市に入り、二俣瀬交差点まで歩いた。今日は、思ってた以上に暖かく、上は長そでシャツ2枚で歩いたが全然寒くはなかった。また、最後の国境である周防長門国境碑を越えて長門国に入り、関門海峡がまた近付いたと感じた。明日はどんな道を歩けるのか楽しみだ。
今日歩いたルート
西国街道・山陽道歩き旅27日目(その3・8日目) 2022-12-10 / まっさんさんの黒河内山の活動データ | YAMAP / ヤマップ