今日の一枚 防府市の人孔(マンホール)の蓋
今朝は5時に起床。6時30分からホテル1階の朝食会場で朝食(バイキング形式)。荷物を整え、7時25分にホテルルートイン防府駅前をチェックアウト。
防府駅からJR山陽本線に乗り一駅先の富海駅で下車。7時55分、富海駅前を出発。
少し先の踏切を渡り、浮野峠に向けて橘坂を上る。
左手に海を見ながら坂を上り、上り終えると左手に手懸岩と説明板あり。
眼下に海が広がる絶景は、東海道の薩埵(さった)峠に似ているとのことだが、木が邪魔して絶景があまりよく見えない。
少し先で崖下にJR山陽本線と道路が見えるところがあり、ここが今の薩埵峠(急な崖下にJRと道路が走りその先は海という地形)に似ているとも言えるが、「うーん・・・」と唸ってしまった。
林間の道を進むと石畳の道があり、その先に浮野峠改修碑と説明板あり。
明治時代に真っすぐの道ができたが、江戸時代は左に迂回する道だったようだ。ここで左手を見ると迂回道が通れそうな感じなので、林の中に入ってみる。所々に古いピンクリボンがあり、足元も草が枯れていて何とか歩ける道が続く。ぐるっと迂回し、改修碑から100mほど先に合流することができた。
通れるとは思っていなかったので、むちゃくちゃ気分が盛り上がる。このように通れないと思っていた道が通れたりしたときが街道歩きの醍醐味の一つ。
その先を進むと頂上部に到達。浮野峠の標識が立つ。
そこから一気に道を下る。
詳しいことは知らないが飛鳥・奈良時代の役所跡のようだ。ここで右斜め前方に見える山に釘付けになる。山頂にたくさんの電波塔が建ち稜線が長い山で、我が故郷の生駒山に似た山だ。その場でYAMAPで調べたところ、おそらく大平山だ思う。
その先を西進すると、毛利氏庭園、佐波神社、周防国分寺を過ぎ、防府天満宮前に。
ここから西に800mまでの区間は、山陽道と萩往還の二つの街道が重なる区間だ。説明板によると萩往還の総延長は約53㎞なので、来年早々にも歩きたいと思う。
防府天満宮前の少し先、左手に宮地(みやち)宿の宮地本陣兄部家跡がある。
800m区間は、道幅が狭いのに加えて車の往来が上下線とも多く、説明板をゆっくりと見たり写真を撮ったりすることが難しく、非常に疲れてしまった。
800m区間を過ぎると、車の往来が少なくなり歩きやすくなる。佐波川河川敷に合流すると尿意を催してきたので、近くに役所(山口県企業局佐波川工業用水道事務所)でトイレを借りる。河川敷を進み、大崎橋(自歩道橋)を渡る。
山陽自動車道をくぐり、佐野の集落に入ると右手に一里塚跡碑あり。
小さな石碑で見落としてしまいそうになるが、この碑には「小瀬川より十九里 赤間関迄十七里」と記されている。山口県に入って半分を過ぎ、下関に少しずつ近づいており、元気が湧いてきた。
佐野峠の入口。この先、要所に標識があるので迷うことはない。
上り道を進み、佐野峠の頂上部、籠立場跡に着く。
ここからの眺望は「山陽道第一の佳景」とのことなので、展望台から周囲を見ると、木が邪魔をして遠くが見えない。今日2回目「うーん・・・」と唸ってしまった。
林間の道を進み、舗装路に合流し、道を下る。
ここまで予定よりも時間を要したので、ここから先は少しペースを上げて歩く。
14時15分、四辻駅の北側に到着。
線路下のトンネルを通り、南側の駅舎(無人駅)へ。山口県内は交通系ICカードが使えない駅が多く、ここも使えないので現金でキップを買って乗車。
一駅先の新山口駅で下車。駅舎内にある焼きたてベーカリーの店で、生ビールを販売しておりイートインスペースもあったので、ここでかつサンドなどのパンと生ビールを買って食事する。
隣の土産物売場で駅弁を買い、駅前のコンビニでその他の食料を買い、15時30分、今日の宿、ロイヤルイン新山口駅前にチェックイン。全国旅行割クーポン3,000円分をもらう。
26日目(その3・7日目)の今日は、防府市の富海駅前を出発し、山口市の四辻駅北側まで歩いた。今日は珍しく、2回も「うーん・・・」と唸ってしまった。でも、通れないと思っていた道が通れたりするなどいろいろな道を歩くことができ、街道歩き・みち歩きの奥深さや面白さを感じることができた一日だった。明日はどんな道を歩けるか楽しみだ。
今日歩いたルート
西国街道・山陽道歩き旅26日目(その3・7日目) 2022-12-09 / まっさんさんの大平山・矢筈岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ