2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公である明智光秀生誕の地、岐阜県可児市。
令和2年10月28日水曜日。
21日目の今日は、御嶽宿から伏見宿、太田の渡し跡、太田宿を通り、鵜沼宿まで歩きます。今日からは急な上り下りが少ないので、歩く距離が少し長くなります。
8時10分、ホテルルートイン可児をチェックアウト。
ここのルートインは、ルートインには珍しく夕食は提供しないホテルです。その反面、朝食は他のルートインと比べて少し充実しているように感じました。また、きな粉をまぶしたパンが目立つように置いてありました。誰も手を出さなかったのですが、おいしそうに見えたので、ごはんを腹いっぱい食べた後に、きな粉パンも食べました。おいしかったです。
8時24分新可児駅発の名鉄広見線に乗り、8時36分御嵩駅下車。
8時45分、御嵩駅前を出発。
昨日までと違い、平坦な道を粛々と歩きます。
1時間ほどで伏見宿に着きました。一本松公園でトイレ休憩。
屋根のある休憩所とトイレが設けられています。どの宿場にもこのような施設が設けられると、季節を問わず街道歩きがしやすくなるのになあと思ってしまいました。
太田宿に到着。
今渡の渡し場跡
太田の渡し場跡
木曽川の土手道を進みます。景色が素晴らしいです。
太田宿中山道会館に着いたのが、12時前だったので、この中にある飲食店で昼食休憩にしました。地域共通クーポン(プラス現金50円)を使い、やどりぎ弁当(コーヒー付)を食べました。
中山道会館の敷地内にエノキの大木がありました。
歩き再開です。
太田宿を過ぎると、再び木曽川の土手道を歩きます。
「坂祝」、さかほぎと読みます。坂祝駅という駅もあります。
坂祝から先の木曽川の土手道は日本ラインロマンチック街道です。
景色が素晴らしいです。
この先、トンネルで国道とJRをくぐると、うとう峠です。
今日、最初で最後の本格的な坂道でした。
うとう峠を越え、下り道に入ると、各務原市が一望。
鵜沼宿は、予想外に整った宿場でした。
道路はきれいにカラー舗装され、古い建物がきれいに保存、保全されていました。
また、建物一つ一つが見ごたえがあります。
鵜沼宿町屋館
菊川酒造
四棟並んだ旧家(全て国文化財)
これらの建物が続く町並みに正直、圧倒されました。
ただ、車の往来が多すぎる。車が途切れないので、ゆっくりと写真を撮ることができませんでした。宿場の出入口に、このような看板を立てることに何の意味があるのかな?とつい思ってしまいました。
鵜沼宿は、これまで見た宿場の中でスペックは高いのに、もったいないなあと思った初めての宿場でした。
15時10分、苧ヶ瀬駅近くの山の前町交差点に到着。
ここから、15時24分苧ヶ瀬駅発の名鉄各務原線に乗り、犬山駅で下車。
犬山駅から徒歩5分、今日の宿、OYO犬山ミヤコホテルに到着。待たされてチェックインは16時過ぎになりました。
今日は、曇り空の中、平坦な道から始まり、木曽川の土手道、太田の渡し跡、うとう峠、最後に鵜沼宿の素晴らしい宿並とバラエティな内容で楽しくゆったりと歩くことができました。
今日歩いたルートは次のとおり。
中山道ひとり歩き21日目 御嶽宿〜鵜沼宿 / まっさんさんの中山道(御嵩宿・伏見宿・太田宿)の活動データ | YAMAP / ヤマップ