2日目は、JR神戸線の山崎駅前から阪急電鉄の石橋阪大前駅付近まで歩く。
今朝は6時起床。テレビ体操のあと、昨日コンビニで買っておいた食料を食べる。
8時30分、ホテルビュー大山崎をチェックアウトし、山崎駅前を出発。
今日は、しばらくの間、府道67号を進む。
駅前からすぐに大阪府島本町に入る。その先、踏切から線路向こうにサントリー山崎工場が見える。


島本駅前の桜井駅跡。楠木正成・正行父子の訣別の地として知られているようで、「楠公父子訣別之所」碑や、「楠公父子訣児之處」碑などがある。




島本駅を過ぎると、右手の高台に大阪府立島本高校が見えた。確か、市職員時代の知り合いの職員が、私と同じく大阪出身の男性が同高の出身だったように記憶している。
高槻駅の手前で府道67号は右に曲がるが、街道はまっすぐ進む。県道67号は道幅は狭いが車の通行量も少なく、晴天の中、歩いていてとても気持ち良かった。
芥川宿があったと思われる高槻市芥川町に入ると、芥川一里塚がある。説明板によると、西国街道で唯一現存する一里塚とのこと。


芥川を渡り、芥川宿をあとにすると、その先、右手に今城塚古墳あり。淀川流域で最大級の前方後円墳とのことだが、今は今城塚古墳公園になっており、誰でも入れるようだ。


茨木市に入るとすぐ右手に、太田茶臼山古墳(継体天皇陵)あり。宮内庁の管理下にあるためだろうか、入口から拝所の前まで続く砂利道、その左右の木々などがとてもきれいで、荘厳さを感じる。


茨木市域は、要所に西国街道道標が設置されており、歩き人の気持ちを高めてくれる。まだ設置して新しいと思われる石の道標もあれば、老朽化して字がほとんど消えている道標もいくつかあった。



茨木川(幣久良橋)を渡ると、左手にアル・プラザ茨木が見えた。時間も13時近くになっていたので、ここで昼食休憩にする。フードコートがあり、いろいろなお店があって何を食べようか迷ったが、今日は歩く距離が長いので、ボリュームのある牛カルビ丼とわかめスープのセットを食べた。とても美味しかった。
エネルギーを充填し、歩きを再開。
郡山宿に入る。郡山宿本陣は、椿の本陣とも呼ばれている。国指定史跡。ただ、建物の前にパッカー車(ごみ収集車)が停まっており、少し興ざめ。



宿場内には本陣以外にも立派な建物が多くあり、静かで落ち着いた家並みを見ながらの歩きは、とても気持ちがよかった。
モノレールの豊川駅の高架下をくぐると、その先で箕面市に入る。
箕面市は、私の母の結婚前の本籍地。数年前に母が亡くなった際、銀行手続きに必要な除籍謄本を交付してもらうため、箕面市役所に行ったことがある。
西宿2丁目交差点で国道171号に合流。萱野4丁目交差点で左に分かれ、進むと萱野三平旧邸。


16時20分、石橋阪大下交差点に到着。
このあと、石橋阪大前駅の付近にある餃子の王将で夕食をとる。回鍋肉定食を食べる。そして、コンビニで明日の朝食の買い、17時10分、今日の宿、ビジネスホテルやさかにチェックイン。
今日は、騒がしい幹線道路から外れた静かな道をずっと歩いたようだった。道が狭いところが多く、時々、後ろから来る車に驚いたりもしたが、静かで落ち着いた町並みが続き、天候も良く、気温も少し寒いぐらいで歩くにはちょうどよいぐらいで、落ち着いた気分のなか、気持ち良く歩くことができた一日だった。
今日歩いたルート