昨夜はいつの間にか寝ていたようだ。朝までトイレに起きず、一度も目を覚まさなかった。とても珍しいことだが、それだけ疲れていたのだろう。
昨夜は、のおがた夏まつりが開催されたようで、雨が降る中、花火が上がっていた。私の部屋からは花火は見えないが、ずっと花火の音が聞こえていた。
今朝は6時15分に起床。6時25分からテレビ体操をするが、体はバキバキで動かず。体の状態は、筋肉痛、左足のすねの腫れと痛み、右足裏に水ぶくれのようなものができている。足の爪は問題なし。
ゴロゴロして過ごし、8時45分から遅い朝食。
ゴロゴロしながら、行橋~別府100キロウォークを振り返る。
2800人と、これまで参加した中では最大規模のウオーキング大会。参加者が一同に集う開会式は壮観だった。
歩いているときは周囲に多くの参加者がいて、刺激を受けながら、また引っ張られながら歩き、自分の力以上の歩きができた。スタート直後は周りは黄ゼッケンと青ゼッケンの参加者ばかりだったが、夜が明けて第3CPを過ぎると白ゼッケンの参加者が多くなり、足に痛みがあるなかワクワクしながら歩いてました。
他の100㎞ウオークでは後半から終盤に一人歩きになることが多く、コースを間違えていないか心配になって何度もスマホで確認したり、後半にペースが落ちてそのままズルズルとペースダウンしたりということがあったが、この大会ではそういう心配がなく歩くことに専念できた。
また、マラソン大会ではよく見かけるが、ウオーキング大会でこれだけ沿道の声援があるのも初めてで、力をいただいた。
100㎞ウオークは、フルマラソンと同様、歩いているときはこれが最後の参加と思うが、歩き終えると次も参加しようと思ってしまうイベントだ。
今回も、ゴールしたあと、ボロボロの足で別府駅まで歩きながら、もう次のことを考えていた。我ながら大バカ者だ。
参加者が多いので、いろいろな光景を目にした。
完歩のノボリを持って歩く参加者を見かけた。しおや100㎞に参加した際にも全員完歩のノボリを持って歩く人がいたが、歩くだけでも大変なのに、ノボリを持って歩くのはむちゃくちゃ大変だと思う。参加者を盛り上げようとしてくれており、元気をもらった。
指定リタイヤ地点以外のところで、駐車場や道路端に座り込んだりしている参加者を何度も見かけた。特に、第3CP以降は多く見かけた。真っ暗な駐車場に何人もの人が座り込んでいたり、真っ暗な道路沿いにいきなり座り込んでいる人がいて、何度かびっくりしてしまった。この人たちは、このあとゴールや指定リタイヤ地点までたどり着けてるのか心配になった。
ゴミ拾いをしながら、歩いている人を何人か見かけた。歩くだけでなくプラスαで何かをしようとする気持ちには感心させられる。ただ、素朴な疑問として、拾ったゴミはどのように処分されるのかが気になった。
実行委員会が本大会で出たゴミとともに処分するのか、ゴミ拾いをした参加者が自宅に持ち帰って家庭ごみとして出すのか、それとも他の方法か・・・。
一番気になったのが、参加者は食事をどう摂っているのか、ということ。
昼12時からスタート開始だったが、私が10時30分前に行橋駅に着くと、駅付近でコンビニ弁当などで食事を摂っている参加者を何人か見かけた。
私は、スタート前にゆっくりと食事はできないと考え、朝7時にいつも通りのメニューで朝食を摂り、河川敷のスタート地点で開会式前にバナナと菓子(いもだんご)を食べ、スタートした。
これまでのウオーキング大会などの参加経験から、私の性格上、コンビニではゆっくりと食事休憩できないと思っていたので、前もってコース上にある飲食店を調べておき、スタート後は計画どおり24㎞のウエスト、52㎞のすき家で食事を摂った。一般客が多いときは遠慮しようと考えていたが両店ともお客は少なく、明るい飲食店でゆっくりと暖かい食事や飲み物が摂れたおかげで、62㎞の第2CPまで快調に歩くことができた。計画を立てる際、100キロウォーク受付票にある道中案内は非常に役に立った。
終盤にひと踏ん張りするために、立石峠と七曲り峠の間に食事できる所があれば最高だったのだが、この辺りにはコンビニしかないのが残念だった。コンビニで休んでいると眠くなるからな・・・。
行動食としては、片手で食べられる小さな羊羹と、小さな和菓子(どら焼きや饅頭)、お口直しの梅しば、そしてみち歩きでいつも携帯している飴各種を携帯し、その都度食べてエネルギー補給した。特に、片手で食べられる小さな羊羹は、疲れているときにも喉の通りがよく、歩きながら片手で容易に食べられるので重宝した。今大会では各エイドで梅干しが提供されたが、梅しばも疲れたときの気分直しに最適だった。
これだけの大規模なウオーキング大会。実際に参加してみると、応援してくださる方々が多い反面、コース沿線の住民などからの苦情(クレーム)もたくさんきているのだろうと推察。
受付手続きの際に、ゼッケンなどとともに「スタート前に必ずお読みください」という資料が配られた。その資料の一番下に、「沿線の方からの苦情」というのが記されている。参加者は皆、これを読んでいるだろうか?
書かれている内容は、次のとおり。
【沿線の方からの苦情】
●歩道を広がって歩くので自転車が通れません。急いでいるのに迷惑です。譲り合いの気持ちはないのですか。
●100キロウォークだから、信号無視をしていいのですか。車道を歩いてもいいのですか!
●車が車庫から出られない。延々と続く歩行者の列。誰か止まってくれる人、いないの!
●コンビニ等の駐車スペースに座り込んでいるので、駐車できない。マナーぐらい守ってください。
その横には、参加者からの苦情が記されている。内容は次のとおり。
【参加者からの苦情】
●横並び歩きはとにかくジャマなんだ。1列で歩くように決められてるだろ!
●消炎スプレーの匂いで吐き、リタイヤした。
●歩きスマホの人がぶつかってきた。
●個人サポート車は禁止のはずですが!
●ポイ捨てした人にそのごみを拾わせた。
あらためて読み返すと、自分自身はどこまでルールやマナーを守れていたか疑問だ。自身がそう思ってなくても、沿線住民や周囲の参加者に迷惑をかけていたかもしれない。
ゴミのポイ捨てはしていないが、前を歩いていた参加者がズボンのポケットから物を取り出したときに小さな袋ポリ袋を落としたので、私が拾ってゴミとして持ち帰った。このように、ポイ捨てはしていなくても、知らずにポロリと落としてしまうことはある。
私はひとり歩きなので横並びで歩くことはないと思っていたが、先般参加したウオーキング大会では偶然に知り合いと出会って横並びで話しながら歩いていて、後方からきた自転車の方に迷惑をかけてしまった。
これまでいろいろなウオーキング大会に参加してきたが、正直に言って、この大会だけでなく、ウオーキング大会参加者のマナーは、(私自身を含め)必ずしも良いとは言えない。
道路や歩道に延々と続く参加者の列は、参加者にとっては当たり前の風景であっても、沿線住民にとっては非日常の風景で異様にしか映らない。
大会規約では、歩道では縦1列で歩くこと、車・自転車・一般歩行者を優先となっているが、普段の自分一人なら守れることも、集団になったときは周りに流されて疎かになってしまう。
ウオーキング大会の参加者は、集団で道路や歩道を占有することから、道路や歩道を使わせてもらっているという気持ちがとても大事なのだろう。
初めて参加した行橋~別府100キロウォークは、私がこれまで参加したウオーキング大会の中でも、しっかりと運営された素晴らしい大会だ。こういう素晴らしい大会が北九州からほど近い所を舞台に開催されていることは非常に嬉しく、これからも長く続いてほしいと思う。
そのためにも参加する限りは、完歩や記録更新を目指すだけでなく、より一層、ルールとマナーに気を配る気持ちで参加しなければいけないと思った。
次の100㎞ウオークは、来年4月のしおや100㎞か、5月に開催されると思われる私が今一番歩きたい佐世保-島原ウルトラウォークラリーか、それともアクトレップ主催のウルトラウォーキングか・・・。
でも、これでウオーキングはひと区切り。これからしばらくはマラソンがメインだ。