今日から沖縄本島を歩く。
琉球王国の時代、王都の首里城を起点として宿道(しゅくみち)と呼ばれる公道が延びており、各間切(まぎり:今の市町村)の番所(ばんじょ:今の役所)と番所を結んでいた。
具体的には国頭方西海道(くにがみほうせいかいどう)、国頭方東海道、中頭(なかがみ)方西海道、中頭方東海道、島尻(しまじり)方西海道、島尻方東海道と呼ばれていた。
国頭は沖縄本島北部、中頭は中部、島尻は南部の地方名で、沖縄県内の郡名になっている。国頭方西海道と中頭方西海道の一部は「歴史の道百選」に選定されている。
今回の歩き旅は、宿道を中心に沖縄本島を南から北に向けて歩く。
どんな道と出会い、どんな風景と出会えるだろうか、日本南端の島歩き旅を楽しみたい。
今朝は5時45分に起床。6時25分からテレビ体操。7時から宿の朝食。今朝も種類が多く素朴だが豪華な食事だ。特に、ゆし豆腐がたくさん入ったみそ汁がとても美味かった。食事の間、女将さんから沖縄には正月が3回ある話しを聞く。食後においしいコーヒーを入れてくれた。
7時55分、民宿琉菜をチェックアウト。ご夫婦で家(民宿)の前に出て私を見送ってくれた。とても嬉しかった。大大満足の宿だった。
糸満入口バス停から琉球バスに乗り、ひめゆりの塔前バス停で下車。
8時40分にひめゆりの塔の前に到着。入口で売っていた献花用花束を買って献花し、合掌。
トイレを済ませ、8時50分にひめゆりの塔の前を出発。いよいよ沖縄本島を歩く旅が始まる。靴は、ジャングルモック(オリーブ/オレンジ)。
朝は曇り空だったが、9時を過ぎると日が差してきた。
平和創造の森公園を抜けて、海岸沿いの道を進み、荒埼海岸へ。とても分かりにくい場所にひめゆり学徒散華の碑がある。
荒埼。ここが沖縄本島の最南端になるようだ。
喜屋武岬。
平和の塔と喜屋武埼灯台がある。
ここで、トイレを済ませる。
具志川(ぐしかわ)城跡
ここから北上する。
喜屋武バス停裏の駐車場が喜屋武岬番所跡、遺構や示すものは何もない(この先も同様)。
道路を挟んだ向かいの広場はヘーランメー(ヘーラの前)。
JAおきなわ三和支店辺りが真壁番所跡
白梅之塔
ここの駐車場にトイレがあり、用を足す。
報得橋(むくえばし)の先に、旧報得橋の遺構あり。
兼城小学校の辺りが兼城番所跡
豊見城(とみぐすく)市に入る。
この先、道があると思って進むと、藪化して道がない箇所が続き、大きく迂回する。
15時過ぎ、この辺りで小雨がぱらついてきたので、リュックサックにカバーを取り付ける。
那覇市に入る。
高台を歩いていると、大きな歓声や応援の音が聞こえ、前方にいきなり球場が見え、びっくり。プロ野球のオープン戦をやっていたようだ。
その後、球場(沖縄セルラースタジアム那覇)の前を通ると、巨人-阪神戦が開催されていたようだった。試合が終わったばかりで球場前はすごい人だかりでなかなか進めず。
美栄橋(みえばし)駅南口の広場に新修美栄橋碑あり。
16時50分、今日はここを到着点とする。
コンビニで買い物し、17時10分、今日の宿、ホテルルートイン那覇泊港にチェックイン。
コンビニで買った食料で夕食をとる。そして、ホテル内のコインランドリーで洗濯・乾燥し、そのあと入浴。
今日から始まった沖縄本島を歩く旅。日差しが強くて暑かったり、ほんの少しだが雨がぱらついたりと天気の変化が激しい1日目だったが、沖縄の景色はもう春から夏で、花やトンボ、チョウなどをたくさん見ることができ、楽しい一日だった。
今日歩いたルート
沖縄本島を歩く旅1日目 2024-02-23 / まっさんさんの那覇市(沖縄南部)の活動データ | YAMAP / ヤマップ