3日目は、杵築市の中山香駅付近から別府市の亀川駅前まで歩く。
HOTEL AZ大分日出店にて
今朝は5時起床。6時からホテル1階のレストランにて朝食(バイキング形式)。服を着替え、準備をし、8時にホテルをチェックアウト。
8時45分、昨日の到着地点、恒道交差点南側の十字路を出発。
今日も晴天だが、天気予報では夕方から天気がくずれるとのこと。
服装は、下は加圧タイツに薄手の夏ズボン、上は長そで加圧シャツにTシャツ、そしてウインドブレーカー。
龍頭橋(八坂川)
日本最古の石造沈下橋だ。
龍頭橋を渡り、道路高架下をくぐった先で、山と田園の調和した風景が飛び込んできた。何ともない風景だが、なぜかとても印象に残ったので撮影。近くには、座って私と同じ風景を眺めている地元の男性がいた。
ここから上りメインの道に入る。立石・山香から日出に抜ける鹿鳴越(かなごえ)連山を通るルートには、お殿様が通った道・東鹿鳴越道やザビエルの歩いた道・西鹿鳴越道などがあるようだが、私の日向街道歩きでは東鹿鳴越道(殿様道)を歩く。
上りが続くが、車はほとんど通らず、静かでとても気持ちよく歩ける。ときどき後ろを振り返ると、とても眺望がよい。
五差路では、左から2番目の道を進む。
しばらく進むと、U字カーブのところに直進する道が延びており、入口には「殿様道入口 至日出町」と書かれた朽ちた木標あり。
私はもう少し先を右折するつもりだったが、気になってここを入ってみる。しばらく歩ける道が続くが、小さな石橋を渡った先で道が途絶えたので、無理せず入口に引き返す。
予定通り、その少し先から右に入る。
電力会社の送電鉄塔を管理するための道路を進む。この辺りが今日の最高地点(標高およそ490m)。
11時頃、YAMAPの経塚山の地図に登山ルートが示されている地点に着く。今日はここまで来れるかどうか心配だったが、ここから先はYAMAP地図を見ながら歩けばよいので安心だ。ここから先は下り。
鹿鳴越
ここの三差路を左に上ると百合野山。私は真っすぐ下る。ここを過ぎると日出町(ひじまち)に入る。
下っていくと、所々に東鹿鳴越道(殿様道)の標識があり、気分がアゲアゲになる。
林間の道を抜け、11時30分頃、登山口(殿様道入口)に出る。
登山口には、殿様道案内図・説明板あり。
近くには、このような説明板もあり。
12時25分、豊後豊岡駅に到着。ここで昼食休憩にする。無人駅と思っていたら、簡易委託された有人駅で年配の男性が駐在していた。ひと言断って、駅の待合室の椅子に座り、昨夕コンビニで買ったおにぎり、バナナ、自宅から持ってきたミニドーナツ3個を食べ、ぬるくなった白湯を飲む。駐在の男性から、どこから歩いてきたのかと聞かれたので、中津から歩いていて今日で3日目、今日は中山香駅から東鹿鳴越道を通ってここまで歩いて来たことを伝えると、国道10号ではなく山越えで来たことに少し驚かれた。
トイレを借りたのち、12時40分頃出発。
このあと、別府市に入り、森交差点まで上り、冷川の深い谷の周囲をぐるっと回って下る。本来の街道筋はもう少し小回りだと思われるが、道がなくなっているのでかなり大回りすることに。
でも、高台の道からは別府湾が一望できた。
日豊本線の線路を渡り終えた直後、14時46分に防災放送とサイレンがなり、東日本大震災で犠牲となられた方々のご冥福と、 被災地の復興を祈り黙とうする。
15時、亀川駅前に到着。歩き終えるまで天気がくずれず、よかった。
コンビニで買い物し、15時30分、今日の宿、亀川温泉 遊湯に到着。この宿はスマートチェックインシステムを導入しており、宿泊当日朝にSMSにて部屋番号、部屋キーNoが送られてくる。現地では、キーNoを入力して開錠する。そのため宿のスタッフと顔を合わせず、チェックイン及びチェックアウトする。
各部屋に温泉の出る風呂が付いており、ゆっくりと温泉に浸かる。
夕食付きプランにしていたので、18時に寿司の出前が届く。お寿司だけでなく、松花堂弁当や小鍋も付いており、思ってたよりも豪華でビックリ。コンビニで買ってきたビールを飲みながら、部屋でくつろぎながら夕食をとる。
雨が降り出したようだ。
3日目の今日は、杵築市の中山香駅付近から東鹿鳴越道を通って日出町に入り、別府市の亀川駅前まで歩いた。
今日は晴天のなか、車がほとんど通らない静かな道ばかり歩いた。上り下りが多く、峠越えもあり、旧街道筋らしい道を存分に歩くことができ、充実した1日だった。
今日歩いたルート
日向街道を歩く旅(その1) 3日目・山香~別府 2024-03-11 / まっさんさんの経塚山の活動データ | YAMAP / ヤマップ