小鳥谷で見かけた祝御所野遺跡世界遺産登録ののぼり
今朝は5時30分起床。6時25分からテレビ体操。
6時50分から宿の朝食(個別配膳)。
7時45分、旅館笹相をチェックアウト。夕食・朝食ともに手作り感のある食事でとてもおいしく、お風呂もきれいで、布団も気持ちよく、いい宿でした。
8時05分、いわて沼宮内駅からIGRいわて銀河鉄道に乗り御堂駅へ。
御堂駅で、昨日出会った奥州街道歩きをしている男性と鉢合わせる。
8時20分、御堂駅前を出発。北上川源流公園の看板のあるところで、国道4号を右に分岐。
御堂・馬羽松一里塚
両塚が残る。西塚は岩手町側にあり御堂塚、東塚は一戸町側にあり馬羽松塚。
岩手町(いわてまち)から一戸町(いちのへまち)に入り、一戸町が設置した道標が各所に立っており、元気づけられる。
左手に裾野が広い山が見える。キョリ測では西岳とある。スキー場らしきものも見える。奥中山高原スキー場というようだ。
この先しばらくの間、左手に西岳を見ながらの歩きとなる。
摺糠道標から左手の上り道に入る。土道を進むと明治天皇ご休憩の跡碑がある。
舗装道路に合流し進むと、奥州街道最高地点(標高484m)標柱あり。
旧中山一里塚
その先、集落に入り、自販機のあるところで少し休憩。昨日買ったバナナを食べる。
いよいよ、今日の難所、ヨノ坂の入口に到着。その前に、左方向にしばらく進み、塚平(つかだいら)一里塚を見る。
再び、ヨノ坂入口に戻り、草が繁茂する下り道を進む。
しばらく進むと、道がぬかるみ状態に、さらに進むとわだちに水が流れる状態に。今日はましだが、雨降りのときや雨降りの後はこの道はどうなるのだろう。
ぬかるみに苦労しながら進むと、小繋一里塚あり。
小繋一里塚を越えるとぬかるみ状態が解消され、歩きやすい道に。
小繋の集落に入り、小繋多目的集会施設の入口で昼食休憩。温かいお茶を飲みながら、昨日買ったおにぎりと大福を食べる。
通りかかった地元の方から、どこから来たのか、どこまで行くのかと聞かれたので、北九州市から来ており、今日は御堂駅から小鳥谷駅まで歩いていると答えた。
下平踏切を横断し、国道4号に合流。ここは歩道がないため、道路の端を車に注意しながら歩く。
笹目子(ささめこ)トンネルをくぐり、川底一里塚案内標識にしたがって右手に入る。
進むと、右手の急斜面を上る。ここは左側は崖で、道幅が狭い上、足元は草が繁茂していて道が分かりにくいので要注意。
川底一里塚200m標識のところまで上ってくると、その先は道がしっかりしているので安心。
ここから200m先の川底一里塚までと、川底一里塚から600m先の舗装道路合流点までの800mの区間は素晴らしい道が続く。
川底一里塚
両塚が残る。国指定史跡。
川底一里塚の先の道
舗装道路合流点
この先、高屋敷の集落を抜けると、また素晴らしい林間の道が続く。
高屋敷の集落を抜けたところで、後方から来た軽トラックが停まり、男性から声をかけられた。どこまで歩くのかと聞かれ、今日は御堂駅から歩き始め小鳥谷駅まで歩くと答える。次に、どこから来たのかと聞かれたので、北九州からと答えると、Kちゃんと同じ所かと。最初、Kちゃんが誰なのか分からなかったが、はっと思い出した。
旧街道歩きの先達で、有名な街道歩きブログを立ち上げており、私も街道歩きを始めた当初から、いつも計画づくりの参考にしている大御所のことだ。旧街道歩きをしている者であれば、Kちゃんのブログは見たことがあるはず。確かにKちゃんは北九州の人だ。こんなところで名前を聞くとは思わなかった。
この方の話しによると、Kちゃんは街道保全に自費を拠出しており、二戸と三戸の間の街道標識はKちゃんが費用を出して設置したとのこと。
この方からは、一戸町教育委員会が作成した奥州街道パンフレットをいただいた。
話しをして別れたあと、再び戻ってきて、自宅で採れたリンゴと梨をいただいた。
気分が高揚した状態で、その先の素晴らしい林間の道を歩く。
14時30分過ぎ、小鳥谷駅入口に到着。
15時03分、小鳥谷駅発のIGRいわて銀河鉄道に乗り金田一温泉駅へ。
そこから10数分歩き、15時40分、今日の宿、ホテル金田一にチェックイン。
温泉に入ったのち、18時から寝起きする部屋とは別の部屋で夕食。ボリュームいっぱいの食事でお腹いっぱいだ。
今日は、距離が長く上り道もあるので、もっと苦労するかなと思っていたが、奥州街道最高地点までの上り道をスムーズに歩くことができ、難所と思っていたヨノ坂も天気に恵まれ無事に抜けることができた。その後は、素晴らしい道にも出会え、また人との出会いもあり、とても充実した一日だった。明日以降も楽しみだ。
今日歩いたルート
奥州街道(奥道中②盛岡以北)歩き旅3日目 2021-10-07 / まっさんさんの送仙山の活動データ | YAMAP / ヤマップ