まっさんのブログ ~みち楽の旅日記~

旧街道やウオーキング大会など、みち歩きを楽しんでいます♪

2022年12月11日(日) 関門海峡を目指して西国街道・山陽道を歩く旅28日目(その3・9日目)

今日の一枚 宇部市の人孔(マンホール)の蓋

宇部市と言えばときわ公園、ときわ公園と言えばモモイロペリカンカッタくんと聞いた覚えがある。

 

28日目(その3・9日目)の今日は、二俣瀬交差点から厚狭駅南側まで歩く。

 

今朝は5時50分起床。テレビ体操のあと6時45分からホテル2階レストランで朝食(和食・配膳形式)。荷物を整え、8時25分にビジネスホテル新川をチェックアウト。

 

宇部新川駅前のバス停から宇部市営バスに乗り、終点の木田バス停で下車。

9時40分、昨日の到着地点である二俣瀬交差点を出発。

 

右手に宇部丸山ダムの堰堤が見え、その先で国道2号から右斜め前方の旧道に入る。そして、殿様道(山陽道往還跡)標柱があるところから右の山道に入る。

林間の道を進むと、舗装道路にぶち当たる。舗装道路の先左手にどんだけ道玉木坂標柱あり。右手には神社(あとで調べたら大歳社というらしい)があり、式典か儀式のようなことを行っているところで神主さんと大勢の方がいた。通らせてもらいますと一言声をかけると、一人の女性が「どうぞどうぞ、この先は工事をして道が広くなって歩きやすいですよ」と教えてくれた。

そのとおり道は広くてしっかりしており、頂上まで問題なく歩くことができた。

頂上から長い下りを進むと県道37号にぶち当たる。

手前左手には道路史跡山陽道標柱あり。

右手にはどんだけ道旧山陽道と書かれた看板あり。

県道を横断した先にはイノシシ除け柵と開閉扉あり。カギを開けて入り、きちんとカギを閉める。

小さな橋を渡った先、林の入口に旧山陽道矢印標柱あり。

そのすぐ先には吉見山陽街道一里塚跡碑あり。

ここから林間の道を進むが、よく保全された道でとても気持ち良く歩ける道だった。

途中で女性とすれ違い、話しをする。この道の先にある家に住んでいる方で、健康のため毎日午前と午後にこの道を何往復もしているそうだ。そのおかげで元気に過ごせているとのこと。どこから歩いて来たのかと聞かれたので、北九州に住んでいて今回は広島から北九州まで歩いていることを話す。驚かれたが、自宅の方向に進んでいるので気は楽でしょうと言われ、そのとおりですと回答。この道は、私のような知らない人がときどき歩きに来ているとのこと。また、台風が到来したときなどは風倒木が多く発生するので、地元の皆で片付けているとのこと。

その話しを聞き、地元の方々の努力のおかげで旧街道の道筋が保全され、私のような歩き人が安全・安心して歩くことができることをあらためて実感。大変ですが、この素晴らしい道をこれからも頑張って保全してください、健康に気を付けてくださいと伝え、その場をあとにした。

どんだけ道の出口。

 

国道2号に合流し、右に進む。下岡交差点そばのコンビニでトイレ休憩し、ここでウインドブレーカーを脱ぐ。

交差点先(ギャルリー小川看板)から左斜め前方の道に入る。街道筋はここから右回りに大きく迂回し、その先で国道2号下と新幹線高架下を通り、国道2号の右側に出る。

草道を進み、木の橋を渡り国道2号に合流する。

国道2号の上り道を進むが、少し先から歩道がなくなる。右側車線には幅は広くないが路側帯があり、対向してくる乗用車や大型トラックに注意しながら慎重に歩く。ここは雨の日は危険で通行できないだろう。上り道を進むと頂上辺りに「吉見峠標高90m」標識が私の進行方向と反対向きにあり。

 

峠を下った先で、左斜め前方の旧道に入る。宇部興産専用道路高架下をくぐった先の左手に、山陽街道一里塚跡標柱あり。小瀬川より27里。

急に琴演奏の「上を向いて歩こう」が聞こえてきた。この地域の防災スピーカーから正午に流れる曲のようだ。今の私にピッタリすぎる曲で一人笑いしてしまった。

船木宿に入る。街道筋から右に入ると宇部市楠総合支所の前に、船木御茶屋跡標柱と説明板あり。標柱は令和3年11月設置となっており新しいものだ。

12時を過ぎ、ここら辺りで昼食休憩したいと思っていると、そばに「宇部市学びの森くすのき」という公共施設があり、日曜日の今日も開いているようなので行ってみる。図書館と資料館をいっしょにしたような施設で、施設前にベンチがあったので、そこに座って昼食にする。昨日コンビニで買っておいたおにぎり、どら焼き、シリアルチョコバー、大福を食べ、ホテルで水筒に入れてきた温かいお茶とともに食べる。

エネルギーを充填し、施設でトイレを済ませ、歩き再開。

 

引き続き旧道を進み、茶屋交差点からは国道2号を進む。銭ヶ原交差点を過ぎ、左カーブの手前から左斜め前方の道に入る。すぐ先でイノシシ柵を乗り越え草道を進む。

国道2号合流点に近づくと、前方に旧道の街道筋が続いていることに気付く。先を進み、右手の坂道を上ると、史跡山陽街道の一部(残存)標柱あり。

ここから先、山陽道の道が少しの間残っており、竹林の道を進むが、きれいに手入れされたとても立派な道だった。

林を抜けると、その先は草が生い茂っているが道は続いているようだ。草を踏みしめながら進むと、ガードレールが途切れているところに出て、幹線道路に合流することができた。

 

県道225号の上り道を進むと、西見峠標高57m標識と山陽小野田市標識あり。

峠を越えると視界が開け、遠くまで見通せる景色が広がる。素晴らしい景色に見とれてしまい、分岐する箇所を見落としてかなりの距離を直進してしまう。

分岐点まで戻り、左前方の下り道に入る。

集落に入ると厚狭宿だが、示すものはない。

 

鴨橋(厚狭川)を渡り、新幹線高架下をくぐり進むと、右手に新幹線が停まる厚狭駅が見える。

14時45分、厚狭駅南側に到着。

 

駅の反対側に行き、駅前の飲食店で食事する予定だったが、お店は休み。駅のコンビニで全国旅行割クーポンを使って買物し、15時10分、今日の宿、エクストールイン山陽小野田厚狭駅前という長い名前のホテルにチェックイン。

 

今日は洗濯日。ホテル内のコインランドリーで洗濯機を回している間にコンビニで買った食べ物で食事をし、洗濯が終わって乾燥機にかけたあと、ホテル内の大浴場で入浴し疲れをとる。一昨日と昨日は部屋のバスだったが、やはり大浴場はゆっくりと体が洗え、大きな湯舟に浸かることができ最高だ。

 

28日目(その3・9日目)の今日は、宇部市の二俣瀬交差点を出発し、山陽小野田市厚狭駅南側まで歩いた。

どんだけ道では、その近所に住む方と話しができ、地元の方々の努力のおかげで旧街道の道筋が保全され、私のような歩き人が安全・安心して歩くことができることをあらためて実感した。

終点が近くなってきた西国街道山陽道。明日はどんな道を歩けるのか楽しみだ。

 

今日歩いたルート

キョリ測 - 地図上をクリックして距離測定|マピオン

西国街道・山陽道歩き旅28日目(その3・9日目) 2022-12-11 / まっさんさんの禅定寺山・平原岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ