今日から、3回ほどに分けて北海道を南から北に向かって歩く。道南から宗谷岬まで踏破するのが目標だ。
今回はその1ということで、道南の松前から函館を経由し室蘭まで歩く計画だ。
松前から函館までは旧松前街道を、函館から室蘭は幹線道路を中心に安全な道を歩くつもりだ。
靴については、みち歩きのときはいつもメレルのジャングルモックまたはジャングルモック2.0を履いて歩くのだが、左足外側くるぶし下が靴の履き口に当たって腫れて痛いので、今回は履き口の柔らかいHOKAのトレランシューズ(SPEEDGOAT5 WIDE・色BCEP)を履いて歩く。
生まれて初めての北海道、どんな道と出会い、どんな風景と出会えるだろうか、ワクワクドキドキでいっぱいだ。
温泉旅館矢野にて
今朝は5時30分に起床。テレビ体操のあと7時から1階レストランで朝食(配膳形式の和定食)。朝からイカ刺し(イカソーメン)が出る。お櫃のご飯を全部平らげ大満足。
8時20分に旅館をチェックアウト。料理が豪華で美味しく、部屋もきれいでとても良い宿だった。
8時30分、松前町・道の駅北前船松前そばの福山波止場を出発。ここを出発点として、私の北海道縦断歩き旅を始める。
沖口役所跡(沖口役所碑あり)
セイコーマートくどう店。初めてセイコーマートを利用。昼食用に、おにぎり2個とインゼリーを買う。
セイコーマート前の通りを城下通りと言い、道の駅にあった説明板によると「北海道唯一の城下町を再現するため、和風の建物で景観を統一しています。」とのこと。
海沿いに延びる国道228号を進む。天気は薄曇り~晴れ。日が差すと暑い。
旧松前線橋脚
白神下町バス停を過ぎると、歩道がなくなる。
10時45分、白神岬展望広場に到着。トイレがあるので用を済ませる。
ここには、「伊藤整 生誕の地」碑が立つ。
この先にある覆道は歩道が狭いので、少しでも目立つよう帽子の後ろに白色点滅ライトを、腕に糸島110でもらった赤色点滅ライトを付けて歩く。
陣屋覆道、白神覆道を通り、11時10分、北海道最南端の白神岬(しらかみみさき)に到着。海の向こうには薄っすらと津軽半島が見える。
石碑には「あなたは今北海道最南端に立っております」と記されてある。
ここで、レジャーシートを敷いて小休憩。おにぎり1個を食べる。休憩している間に、バイクや車で訪れる人あり。
計画では、このあと大沢支所まで戻って吉岡峠越えの山道を進んで福島町吉野に抜けることを考えていたが、本当に抜けることができるか不安なことと、このまま海岸沿いの道を歩きたいとの思いが強く、そのまま先を進むことに。
この先は覆道やトンネルが続く。立岩覆道・立岩トンネル、福島町に入り、赤石トンネル、赤石覆道、白神トンネル、松浦覆道、戸谷覆道、明神覆道を通る。
吉野に入り、12時10分頃、礼髭(れいひげ)橋手前で国道228号から分かれて左折。吉岡峠に向かう山道を上る。所々にぬかるみはあるものの、道幅は広く轍跡があるので車の往来もあるのだろう。
12時55分、三叉路に到着。真っすぐ進むと白神岳山頂で、右折すると吉岡峠。
右折し、頂上(吉岡峠)を過ぎ、その先の下り道を少しだけ進み(道はしっかりしている)、そして上ってきた道を引き返すことに。
逆方向から来ると、吉岡峠を過ぎて急に視界が広がり、海が現れる景色が見れたのだろう。
13時35分、国道228号に戻る。
自販機でコーヒーを買い、そばの漁港にレジャーシートを敷いて座って休憩。ちょうど一艘の船が出港するところを見ながら、おにぎりと昨日道の駅で買ったべこ餅を食べる。海を見ながら、暑くもなく寒くもなく汗だくでもなく、心地よい気分にしばし浸る。
15分ほど休憩し、出発。
吉岡漁港の公衆トイレで用を済ませると、トイレそばに「伊能忠敬蝦夷地上陸の地」標柱あり。
そのすぐ先には、伊能忠敬北海道測量開始記念公園あり。立派な伊能忠敬像が立つ。
15時05分、今日の宿、ペンション鶴に到着、チェックイン。
宿のコインランドリーで洗濯・乾燥し、浴場で入浴。18時30分から夕食で、ごはんを3杯食べ、お腹いっぱい。
今日から始まった北海道を歩く旅。想像していたよりも暑く日差しが強いが、海沿いの道は適度に風が吹き、吉岡峠に向かう上り道は林間で日陰が多く、総じて気持ちよく歩けた一日だった。
今日歩いたルート
北海道縦断歩き旅(その1)1日目 松前町~(白神岬)~福島町 2024-05-20 / まっさんさんの勝軍山の活動データ | YAMAP / ヤマップ