3日目は、知内町の知内温泉ユートピア和楽園から木古内町のきこないビュウ温泉のとやまで歩く。
今朝は5時30分に起床。寒くて、部屋の灯油ファンヒーターのスイッチを入れて部屋を暖める。テレビ体操のあと7時から食堂で朝食(配膳形式)。品数が多く、ご飯を大盛り2杯平らげる。
準備をし、8時30分に宿を出発。宿の前で、宿の責任者と思われる男性からずっと歩いてるんですかと尋ねられ、松前から歩き始めて今日で3日目で室蘭まで歩くつもりだと答えると驚かれ、気を付けてくださいと労いの言葉をかけてくれた。そして、そばにいたスタッフからは、またのお越しをお待ちしておりますと言われて送り出された。
温泉があり、スタッフ一人一人が明るく元気で接客態度が良く、食事も美味しい宿でとても満足(部屋は古い本館でエアコンがなく、その分宿泊料金も安価だった)。
道道698号を歩いていると、左手に測定局らしい建物を見つける。そばに近づいてみると昨日の千軒と同様に一般環境大気測定局だった。2日続けて測定局を見つけたのはみち歩きを始めて初めてだ。
街道筋を外れて、国道228に出て萩茶里橋を渡ると、右手に青函トンネル出入口撮影ポイント。でも、展望台は立入禁止になっていた。
萩茶里橋を戻りながら歩いていると、正面に大千軒岳、左手にトンネル出入口を見ることができた。
道道698号を進む。今日は出発時から快晴。気温は15℃ほどで汗はそれほどかかないが、日差しが強い。でも、車の往来は少なく、歩道がちゃんとあるので歩きやすい。
5㎞ほど東進すると道道698号は左にカーブし、北進する。
左手に松前線重内(おもない)駅跡。
その先、建設会社の前を通ると、女性2人が駆け寄ってきた。歩いて北海道一周しているんですかと尋ねられる。手前の道で私が歩いているところを見かけたので声をかけたようだ。歩いて北海道を縦断するつもりだと答えると、ヒッチハイクはしないんですかとか、今日はどこに宿泊するの、明日はどこに・・・など、質問責めに遭う。そのあと、トイレは大丈夫ですかと聞かれたので、もしかすると私が道端で粗相していたところを見られたのかもしれない。
そこから500mほど進み、道道698号が右カーブする左角に重内神社。
本殿裏手の石段を上ると社殿があり、そこからはその先の直線道路が海まで延びる風景を見ることができる。
また、そばの重内展望台からは重内平野や津軽海峡などを一望できる。
11時15分、展望台のベンチに座って休憩。目の前の絶景を見ながら、5/19(日)道の駅みそぎの郷きこないで買った酒粕饅頭を、宿で水筒に入れてきた白湯を飲みながら食べる。
石段を下り、神社前の駐車場トイレで用を済ませ、11時30分に出発。
重内さくらロードと名付けられた道道698号を進む。道路左手に桜の木が立ち並び、桜が咲く季節になると桜の並木道になるのだろう。よく見ると、まだ桜が咲いている木がある。おそらく遅咲きの八重桜だと思われる。
さくらロードを東進し国道228号に合流する手前で12時になり、防災放送でポールモーリアで大ヒットした「恋はみずいろ」が聞こえてきた。
国道228号に合流し、街道筋は左折するのだがその先には全く店がないので、コンビニで昼食を買うために右折する。すると、コンビニまで行かずに右手に川波という飲食店があり、12時05分、ここで昼食を摂ることに。
昼時で店内はお客が多かったが、カウンター席が空いていたので座る。メニューはそば、天ぷら、定食、丼といろいろあるようだが、親子丼を注文する。ファーストフード店の丼と違って薄い味付けの丼つゆであっさりとしていて食べやすかった。さらにサービスでアイスコーヒーが付いており、のどを潤し体を冷やすことができた。トイレを借り、12時40分に出発。
海岸沿いに延びる国道228号を6㎞ほど北進。13時55分、木古内町(きこないちょう)に入る。
木古内駅前の十字路を右折し、みそぎ浜へ。海の向こうには下北半島、合馬崎が薄っすらと見える。
来た道を戻り、14時35分、木古内駅前の「道の駅みそぎの郷きこない」で休憩。塩いちごソフトクリームを食べて体を冷やす。売店で菓子5個購入し、トイレを済ませ、15時に出発。
国道228号に合流し、海岸沿いの道を進む。
15時25分、今日の宿、きこないビュウ温泉のとやに到着。チェックイン。
宿そばにあるコインランドリーで洗濯・乾燥している間に温泉大浴場で入浴。
18時から併設されている食事処のとやで夕食。安価なビジネスプラン(2食付)で宿泊予約していたが、食事はボリュームあり。作りたてで熱々の八宝菜が美味かった。
部屋に戻って、北海道限定販売の炭酸飲料、コアップガラナを飲む。
3日目は、知内町の知内温泉ユートピア和楽園から木古内町のきこないビュウ温泉のとやまで歩いた。
朝起きたときは寒くて灯油ファンヒーターで部屋を暖めるほどだったが、出発時は快晴で日差しが強く、午後は20℃を超えかなり暑かった。でも、道は平坦で歩道もあり、周囲の山々や海を見ながら、安心して歩くことができた。
今日歩いたルート
北海道縦断歩き旅(その1)3日目 知内町~木古内町 2024-05-22 / まっさんさんの知内丸山・尖山の活動データ | YAMAP / ヤマップ