今朝は5時起床。テレビ体操。
6時45分からホテルの朝食(バイキング形式)。品数がとても豊富で、「今日の生ジュース」というものまで置いてある。時間があれば色々な種類をゆっくりと食べたかった。
7時40分、蔵ホテル一関をチェックアウト。
8時10分、有壁宿内の有壁駅付近(宮城県栗原市金成有壁新町)を出発。
有壁宿本陣(国指定史跡)
このようなところに、こんな立派な本陣があることにびっくり。
有壁宿を過ぎ、さっそく今日のハイライト、肘曲がり坂入口。
入口に旧奥州街道肘曲がり坂説明板あり。説明板の足元に小さな旧奥州街道(一関まで5.5㎞)標識が落ちていた。
上り道を進む。上り道の途中、右手に有壁伊勢堂坂一里塚の説明板あり。
その後、平坦な道になるが、道がぬかるんでいるところがあり慎重に歩く。
小屋のそばの十字路を直進する。
再び上り道になり、頂上を過ぎた辺りが宮城県と岩手県の県境のようだ。岩手県一関市の真柴(ましば)まちづくり協議会による標識が立っている。
この先も真柴まち協の標識が所々にあり、安心して歩くことができた。
池を挟んで右手に道が分岐する地点にさしかかる。先達の資料やホームページでは、右手(池を左に見ながら)が街道筋だが通れないので、直進(池を右に見ながら)しているようだった。
だが、右手の擬木の2本のポールがむちゃくちゃ気になる。古いものではなく設置されて間もないもののように見えるからだ。でも、草が繁茂し、先が見通せない。迷ったが、右手の道を少し先まで進むことを選択。
草が繁茂し地面が見えないので、2本の擬木ポールの間から慎重に一歩ずつ足元を確認しながら進む。少し進み、しゃがんだ方が先が見通せるのでしゃがむと、先の方に真柴まち協の標識が見える。
進んでみると標識があり、その先は足場板を渡してある。草が繁茂しているので足元に注意しながら慎重に渡り進むと、その先にはしっかりとした道が続く。
ずっと進むと、遠くに2本のポールが見える。
擬木の2本のポールだ。どうやらアスファルト道に出たようだ。やった。思わずガッツポーズをする。
そのまま進み、三八五引越センターがあるところで県道260号に合流。逆方向から見ると、真柴まち協による奥州街道入口の標識が立っている。
事前調べの段階から、この道を通れるとは思っていなかった。地元の真柴まち協の方々が旧奥州街道の道筋を復元されたのだろう。ムチャクチャ感動した。関係者の方々に感謝、感謝、感謝!!
このあとは、道を北上し、一関宿、山目宿を通り過ぎる。
山ノ目駅前を過ぎ、平泉ドライビングスクールの前にキッチンUNOという食堂あり。ドライビングスクールの関係者向けの食堂のようだが、一般の人も利用できるようだ。ここで昼食休憩をとる。メニューは日替り定食のみだが、コーヒー付きで500円ととても安い。
食事を終え、出発。平泉に入る手前で、向こうからリュックサックを担いで歩いてくる5人組とすれ違う。この人たちも奥州街道を歩いているのだろうか?
平泉駅前で小休憩し、先を進む。
その先、左手にある館前小公園。トイレがムチャクチャきれい。洗面台のそばにホワイトボードが置いてあり、皆一言書いていたので、私も感謝の言葉を書き残す。
高館義経堂(たかだちぎけいどう)
ここからの景色が素晴らしい。
帰りは、来た道を戻らず北参道を下り、衣川橋を渡る。
落ち着いた雰囲気の家が立ち並ぶ瀬原の集落を通り過ぎ、15時30分、今日の宿、民宿おっきりに到着、チェックイン。宿泊客は私一人のようだ。
今回の旅では、ここが唯一の民宿泊だ。
夕食はボリュームたっぷり。前沢牛鮨(炙りと湯引きの2種類)、焼肉(前沢牛ではないが霜降りのきれいな肉)、鍋、刺身、カキフライ、焼き魚、麺 ・・・。岩手の日本酒を2種類(岩手誉・陸奥の友)を1合ずつ、一つは冷や、もう一つは熱燗で飲んだ。大満足の夕食だ。
今日は、地元の方々の努力で復元された旧街道の道を歩くことができ、旧街道歩きの面白さをあらためて体験できた一日だった。宿泊した民宿も部屋は小ぎれいで風呂もよく、料理もボリュームがあり、値段も安くて満足感でいっぱい。夕食を終え部屋に戻ると、カエルの鳴き声がうるさいほど聞こえてきたが、子どもの頃を思い出し妙に懐かしい気持ちになった。
今日はようやく岩手県に入った。毎日、初めての土地を自らの足で踏みしめる新鮮さがたまらない。明日もまた楽しみだ。
今日歩いたルート
奥州街道(奥道中①仙台〜盛岡)歩き旅6日目 2021-05-23 / まっさんさんの一関市・平泉町の活動データ | YAMAP / ヤマップ