まっさんのブログ ~みち楽の旅日記~

旧街道やウオーキング大会など、みち歩きを楽しんでいます♪

2024年8月4日(日) 第1回信州中山道と木曽路12宿ウルトラウォーキングに参加 ~完歩~

昨日(8/3(土))から「第1回信州中山道木曽路12宿ウルトラウォーキング」に参加。

 

昨日は、自由旅クラブ木曽三河家にて5時30分に起床。テレビ体操のあと、食事会場で朝食(バイキング形式)。準備をし、8時30分すぎに宿をチェックアウト。

宿から20分ほど歩き、木曽福島駅からJR中央本線に乗り、南木曽駅で下車。

駅から10分近く歩き、10時15分、受付・スタート会場の天白公園イベント広場に到着。晴天で日差しが強く、むちゃくちゃ暑い。

受付を済ませ、ゼッケンなどを受領。ゼッケンを安全ピンでリュックサックに取り付ける。

 

10時45分から開会式。急に開催が決まった大会のようだが、参加者は思ったよりも多く、大会冊子によると申込者数は189名。運営責任者挨拶のなかで、本大会を夏の名物大会にしていきたいとの豊富が述べられる。

参加者はゼッケンにより11時と11時05分に分かれてスタート。私は11時スタート。下諏訪駅を目指して歩く。距離は約100㎞(運営責任者の話しでは正味98.5㎞とのこと)、制限時間は30時間(~8/4(日)17時)。

靴はジャングルモック2.0(ボウルダー)。リュックサックはトレランザック。服装は、上は半そでメッシュのアンダーレイヤーにTシャツ、両腕にはアームカバー装着。下はコンプレッションタイツに短パン、両膝サポーターをふくらはぎ辺りに装着し、必要なときに膝にずり上げる。帽子はウオーキングでいつもかぶっている丸帽子。そして暑さ対策として、首に冷感タオル、おでこにタオルを巻いておく。

 

スタート直後、木曽川に架かる桃介(ももすけ)橋を渡る。桃介橋は、4年前に中山道を歩いた際、山手の街道筋から見えた印象的な吊り橋で、いつか渡ってみたいと思っていた橋。その橋を渡り、テンションが上がる。

桃介橋の全景

 

本大会のコースは、中山道をほぼ踏襲したコースになっているため、本大会のコースを示す矢印標識とともに、中山道を示す標識なども多く見かける。

水場があるところでは、顔や頭に水をかけたり、タオルを水で濡らして頭や首に巻き、体を冷やすことにつとめる。

 

本大会は、中山道の12の宿場を巡るウオーク大会。まずは、三留野宿を通る。

 

野尻宿を通り、13時、第1エイド・道の駅大桑(12㎞地点)に到着。この時点で既に参加者の多くがかなり疲弊しているように見受けられる。

エイドでは、木曽名物の五平餅と焼おにぎりの提供あり。それらを食べ、500mLペットボトルに水とスポドリを補給し、道の駅でトイレを済ませ、13時15分に出発。

 

須原宿を通る。須原宿には、丸太をくり貫いた水舟という水場がたくさんある。

ここから上松までの間、暑さと所々にある上りで相当に疲弊。

倉本駅の手前で、前を歩く女性参加者からコースを間違えてないですかと聞かれ、スマホでコースマップを確認したところ大丈夫だった。

倉本駅(23㎞地点)でトイレ(仮設トイレ)を借りる。トイレそばにホースの付いた蛇口があり、頭から水をかぶり、冷やす。事前調べでは、倉本駅にトイレがなく、須原と上松の間はトイレがないのが心配だったが、会場に向かうときに列車の車窓から倉本駅に仮設トイレが設置されているのを確認し、実際あったので助かった。

 

小野の滝

 

ペットボトルの水を消費し尽くし、自販機もコンビニもなかったところ、ようやく上松中学校近くに商店と自販機(28㎞地点)があり、皆、ここで水分補給しながら小休憩。

上松宿を通る。

十王橋交差点からJRをトンネルでくぐる。

 

木曽川沿いの道を進む。夕方になって暑さが少し和らぐ。国道19号に合流し、17時35分、第2エイド・道の駅木曽福島(35㎞地点)に到着。エイドの前では、スタッフが大きく手を振って出迎えてくれた。

エイドでは、きゅうりの一本漬けとミニトマト、蒸しとうもろこしの提供あり。きゅうりの一本漬けとミニトマトを食べたが、疲れた体でも食べやすく、とても美味かった。500mLペットボトルに水とスポドリを補給し、夜間用ライトの準備をし、道の駅でトイレを済ませ、17時55分に出発。

 

前方に他の参加者が見えないなかを進む。

木曽福島駅付近で、コースを示す矢印標識の向きに疑問を抱き、立ち往生している参加者あり。本大会の矢印標識は、進行方向に正確にというよりは、参加者が見やすいように又はY字路などで道を間違わないように直進の場合にも左又は右向きに矢印標識を立てているところがあり、一見すると迷ってしまうことがあるようだ。

 

福島宿を通る。

日が落ちて暗くなってきたなか、栗本交差点で国道19号に合流しコインランドリーの先で、前方を歩く参加者が急に左折。私には左折する矢印標識が見えなかったので、前方参加者がコースアウトしたのかと思いスマホでコースマップを確認したところ、左折するのが正しかった。前方に参加者が歩いていなければ、私は直進しコースアウトするところだった。本当に助かった。

 

宮之越宿を通る。前方を歩く参加者は、いつの間にか姿が見えなくなる。

JR高架下を通り、巴淵交差点で国道19号に合流。20時30分、第3エイドのセブンイレブン木曽町神谷入口店(50㎞地点)に到着。

エイドでは、信州産そば粉のお蕎麦の提供あり。アクトレップのウルトラウォーキングでは、夕食としておにぎり弁当が提供されることが多いが、今回は食べやすいお蕎麦が提供されてよかった。

また、私が15番目ぐらいの通過者であることを聞き、ビックリ。暑いなか、皆、かなり疲弊しているようだ。

エイドで500mLペットボトルに水とスポドリを補給し、コンビニでトイレを借り、冷凍ペットボトルのスポドリを購入し、20時55分出発。ここからは、本大会最大の難所、鳥居峠越えだ。

 

山吹トンネルを通り、国道19号を進む。藪原交差点で国道19号から左に分かれ、藪原宿を通る。

と、この先の右折箇所で、矢印標識を見落とし150mほど直進してしまう。スマホのグーグルマップを見て気付く。

右折地点まで戻ると、鳥居峠の行先を示す一般の標識と、本大会のコースを示す矢印標識の両方あり。写真を見て気付いたが、矢印標識のライトが点灯していなかったので気付かなかったようだ。第4エイドで他の参加者から聞いたが、この右折箇所の矢印標識を見落として直進した参加者はけっこういたようだ。

JR高架下をくぐり、上り道を進む。少しずつ上りがきつくなる。上り口そばに公衆トイレがあるが、その先で道を間違えた参加者が戻ってくるのが見えた。

いよいよ鳥居峠に向かう本格的な上りに入る。未舗装で、つづら折りの上りを進む。ほぼ同時に上り口に入った参加者は健脚で、あっという間に姿が見えなくなった。

真っ暗な山道をひたすら上る。真っ暗な道は昼間よりも上るのがきついようで、歩が全然進まない。それでも歩幅を小さくし、少しずつ立ち止まらずに歩く。

何とか峠の頂上部を通過。今度は下り。歩は進むが、道が荒れているので、滑らないよう気をつけながら下る。

下り終え、ようやく奈良井宿に到着。難所を越えてホッとすると同時に疲れが一気に出る。23時15分、奈良井駅に到着し小休憩。駅前の自販機で水を購入し、駅のベンチで座って飲み、ひと息つく。少し休むと呼吸も整い、元気回復。駅横のトイレを借り、23時25分に出発。

 

間の宿・平沢を通る。道路に対して並行ではなく、少し斜めに建つ建物が連なる町並みを見ながら進む。

0時、第4エイド・道の駅木曽ならかわ(65㎞地点)に到着。エイドでは、インスタントのカップスープごはんの提供あり。それに野沢菜漬けをたくさん載せて食べる。水やスポドリの飲み過ぎで胃が弱っていたので、温かい食べ物は大いに助かる。

先着していた奈良井宿でいっしょになった参加者から、第1・第2エイドで40~50人ほどの参加者がリタイヤしたと教えてもらう。

エイドで500mLペットボトルに水とスポドリを補給し、道の駅でトレイを済ませ、0時20分に出発。

 

真っ暗な道をひたすら歩く。贄川宿を通る。

深夜になっても、思ったより涼しくならない。若神子辺りには水場がいくつもあり、顔を洗ったり、ハンカチを濡らして顔に当て、冷やしながら歩く。

桜沢交差点の手前左手に、木曽路の起終点を示す「是より南 木曽路」碑があるのだが、暗くて見落としたようだ。

本山宿を通る。

77㎞地点にあるセブンイレブン塩尻牧野店でトイレを借り、水と冷凍スポドリ、そしてクーリッシュ(メロン)を購入。クーリッシュを食べながら歩く。

洗馬宿を通る。

 

4時05分、第5エイドのデイリーヤマザキ塩尻仲町店(86㎞地点)に到着。

エイドでは、サンドイッチの提供あり。サンドイッチは食べられそうにないので、ミニだんごを2個食べ、500mLペットボトルに水とスポドリを補給し、4時15分に出発。

塩尻宿を通る。

ここから先、最後の難所である塩尻峠に向けて、上り基調の道が続く。

4時50分、コースを少し外れ、みどり湖PAでトイレを借りる。夜が明けたので、ここで反射タスキを外し、ヘッドライトを片付ける。

5時37分、峠の頂上部に到着。ここまでの上りはきつかったが、舗装路であることと明るくなってきたこともあり、鳥居峠よりも歩きやすかった。

峠から先の急坂を下ると、前方には待ちに待った諏訪湖が。ゴールまであと少し。

5時55分、国道20号沿いの駐車場トイレを借りる。これが最後のトレイ休憩。

下り基調の道を進む。前方には他の参加者の姿は見えない。

 

ゴール手前、下諏訪宿甲州道中・中山道の追分、そして諏訪大社下社秋宮の前を通る。

7時過ぎ、ゴールの下諏訪駅・駅前広場に到着。とても暑いなかで無事に完歩でき、感無量。

写真撮影のあと、完歩証を受領。ゴールして数分後、奈良井宿と第4エイドでいっしょだった男性参加者2人がゴール。2人は私より5分遅れのスタートなので、私よりも早いタイムでゴールだ。

 

駅トイレで着替えを済ませ、帰途につく。

7時38分下諏訪駅発の列車に乗る。塩尻駅で特急しなのに乗り換える。特急列車を待つ駅ホームは日が当たってとても暑く、このような日差しの強いなかで、まだ歩いている参加者は大丈夫かなと心配になる。

8時49分塩尻駅発の特急しなのに乗る。窓際の席で何度も寝落ちし、隣のお客さんに頭が当たりそうになり、迷惑をかける。

名古屋駅で、一昨日同様、駅ホームの立ち食いでワンコインきしめんを食べる。500円だが、きつねと揚げたてのエビ天、そしてかつお節が載っている。完歩したあとでお腹が空いていることもあり、とても美味かった。

名古屋駅からはのぞみで小倉駅へ。小倉駅から特急ソニックに乗り黒崎駅へ。駅前のリンガーハットで食事したあと、バスに乗り、16時10分帰宅。

 

昨日から今朝にかけて、「第1回信州中山道木曽路12宿ウルトラウォーキング」に参加し、暑いなか無事に完歩できた。4年ほど前に東京日本橋から京都三条大橋まで歩いて踏破した中山道の一部を逆向きに歩きながら、当時のことをいろいろと思い出し、とても感慨深いものがあった。

これで10回目の100㎞ウオーク参加で、10回目の完歩。

 

本大会の参加賞(お猪口とバッジ)

 

歩いたコース

第1回信州中山道と木曽路12宿ウルトラウォーキング 2024-08-03・04 / まっさんさんの中山道(須原宿・野尻宿・三留野宿・妻籠宿)の活動データ | YAMAP / ヤマップ